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蟹の上手な解凍方法

カニを買って最初に困るのは「どうやって解凍するの?」って事かも知れません。 解凍方法次第で美味しさは随分変わってしまう場合もあるので、失敗しないコツを学んでおきましょう。


蟹の周りに氷が付いてる?

冷凍カニの表面には氷の膜(グレース)を付けてあります。

冷凍されたカニの表面にはグレース・グレーズなどと呼ばれる氷の膜が付いています。これは凍結の時や、保存の時にカニの身を乾燥から守るために意図的に付けられたものです。

これがある事で、カニの肉は温度の変化や乾燥から守られ、解凍後には鮮度の良い状態でカニを味わう事が可能になります。


その蟹はボイル?生?

ボイルされているか、生の状態かで、おすすめの解凍方法は違います

冷凍された蟹が、ボイルしてある(茹でてある)のか、生の状態かで解凍方法は変わってきます。基本ルールは、「ボイルしてあるものはゆっくり解凍」「生のものは急いで解凍」です。

生の状態の蟹は、解凍後に時間が経つと、蟹自身の持つ酵素が空気中の酸素と反応して、黒く変色してしまいます。これは「黒変」と呼ばれる状態で、「黒変」しても味が大きく変化したり、鮮度が悪くなっている訳ではありませんが、食欲が湧かない色になってしまいますので注意が必要です。

※黒変の進行度合いは、蟹の種類・部位などによってまちまちですが、鮮度の良し悪しとはあまり関係が無いようです。

ボイルしてあるカニと生の状態のカニ

ボイル済みの蟹の解凍方法「冷蔵庫で半日かけて」

常温で3〜4時間。冷蔵庫で8時間〜半日

ボイル済みの蟹(茹でてある蟹)は、冷蔵庫内など温度の低い場所で、ゆっくりと解凍しましょう。表面のグレースが溶けて大量の水分が出ますが、その水分に浸かってしまわないように、ザルなどを使い、水分を受けるトレーに乗せてラップを掛けて8時間〜半日程度、放置します。

姿づくりの蟹の場合、カニ味噌が流れでてしまうのを防ぐために、甲羅を下にして(ひっくり返った状態)で解凍しましょう。

新聞紙で全体を包むと水分を適度に吸い取ってくれて、かつ乾燥も防いでくれるのでおすすめです。

また、冷蔵庫に解凍室などが付いている場合は、そちらを利用するのもおすすめです。


生の状態の蟹の解凍方法「流水で30分ほど」

流水で30分〜2時間程度

カニしゃぶ用などの生の状態の蟹は、「黒変」を防ぐためスピーディーに解凍して、速やかに調理するのが、美味しく食べるコツです。

まずは蟹を袋から出し、表面のグレース部分を直接流水で洗い落とします。表面の氷が大体溶けたら、もう一度ビニール袋などに入れ、直接水が掛からない様に流水に浸し、10〜30分程度解凍します。

内部がまだ少し凍っている状態(半解凍状態)での調理が一番美味しくお召し上がり頂けます。火を通しすぎると蟹のダシが抜け出し、カニ肉もぱさついた感じになってしまいますので、ほんのり透明感が残る程度が一番美味しくお召し上がり頂けます。

解凍のポイント

ポイントを抑えれば蟹の解凍は簡単です。

色々書いたので難しそうに感じてしまうかもしれませんが、ポイントを抑えればあとはそんなに神経質にならなくても大丈夫です。


  • ボイルのカニはゆっくり自然解凍
  • 生のカニは急いで流水解凍
  • 溶けたグレースにカニが浸からない様に
  • 乾燥は大敵
  • 解凍後はすぐに食べる

以上のポイントさえ抑えておけば、大失敗は防げます。カニは美味しい食材です。上手に解凍して美味しいカニ料理をお楽しみ下さい。

上手に解凍して美味しいカニをお楽しみ下さい。